復興桜の保全活動を行いました
平成24年3月に仙台空港の桜枝取りの際にお世話になった、柴田農林高等学校の尾形先生が、今春より名取市内にある、宮城農業高等学校に異動になったと連絡がありました。
3月20日に、閖上の桜を案内したところ、心配していた通り、ほとんど桜の木が死んでいるそうです。特に、日和山と、閖上中学校東側の木がひどい状態です。
原因は、潮風が強いことや、恐らくですが津波の時に、いろいろな物体が桜の木の幹にぶつかり、そこから、海水が入り込んでいるのではないか、ということです。ソメイヨシノは、特にそのようなことに弱いそうです。
完全に枯れてしまいそうなので、手を尽くす限り尽くしてみたいという申し出があり、早速、保全活動をして頂きました。
21日の午後の活動状況 (宮城農業高等学校尾形先生報告)
大分時間がかかったため今回は閖上中学校だけしかできませんでした。ほとんど枯れている木は、駄目だと思いましたが、昨年満開の花を咲かせて被災者に勇気を与えてくれたことを思うと、何もせずにはいられませんでしたので、保全活動をしました。
参加生徒は3年生の良樹と純也、それに1年生の秀征の3人で使命感を持って、一生懸命やってくれました。
邪魔な別の木の枝や根元のひこ生えを切り落としたり、幹の孔に粘土を詰めて害虫の退治と予防をしたり。特に地下部回復には年数がかかりますので、除草(空気を根に送りやすくする)ほか、栄養剤と活性剤の混合液を幹回り6か所へ注入しました。
日時:平成24年3月21日
場所:名取市立閖上中学校
作業者:柴田農林高校3年 良樹君 ・ 純也君、 同校一年 秀征君
協力者:柴田農林高校 尾形政幸先生
以下は、活動状況の写真です。