熊野本宮社

熊野本宮社は、別名、本宮十二神とも称され、主祭神は家津御子神(けつみこのかみ)という作物の神が祀らています。以前は、現在地より500mほど離れた小館と称する山上に鎮座していたと伝えられ、現在地には万治元年(1658年)に移りました。

戦国時代末から伊達家との繋がりを持ち、伊達政宗公の仙台開府以降は、仙台藩から毎年玄米3石5斗を拝領するなど、厚く保護されていました。

他現在は行われていませんが、下増田の北釜へ神輿を運ぶ「お浜下り」や「流鏑馬」 などが伝えられています。

 

熊野堂十二神鹿踊(くまのどうじゅうにじんししおどり)

熊野堂十二神鹿踊

付属する熊野堂本宮社の別名・十二神から「熊野堂十二神鹿踊」と呼ばれています。
文安年間(1144年~1148年)に米沢の山伏から伝えられ氏子によって守られてきました。
江戸時代末期頃に一時中断していたものの、明治になってから再興されました。
元々「高舘十二神鹿踊」といわれ、旧仙台藩でよくみられる雅楽の鼓のひとつ・羯鼓(かっこ)を使った数名で踊るものの一種ですが、その装束と芸態はその中でも独特なものとされています。
古くから、主にお盆の頃に祖霊供養のために舞われたと言われていますが、現在では五穀豊穣を祈念しています。

・熊野本宮社 春例祭(毎年4月)、秋例祭(毎年10月)にて披露

 

住所 名取市高舘熊野堂字五反田34
連絡先 022-386-2353
駐車場

あり(無料/普通車20台程度・中型バス可 ※大型バスは入れませんのでご注意ください。)

アクセス 乗合バス「なとりん号」相互台線(13人乗り) 「那智が丘入口」停留所下車 徒歩約15分

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