元和年間から続く名産品
せりはセリ科の多年草で、「春の七草」や「七草がゆ」として親しまれています。名取市のせり栽培の歴史は古く、元和年間(1620年)に野生のせりの栽培をしていたとする文献があり、安永年間(1770年)にはせり栽培の普及が始まったといわれていて、新鮮なせりは、生でも美味しくいただけます。
ほぼ周年で生産されていますが、9月~3月出荷の「根せり」と4月~6月出荷の「葉せり」に分類しています。
根っこまで食べられる 郷土の料理「せり鍋」
名取市では、根っこの部分まで丸ごと食す「せり鍋」が新名物として根付いてきています。
名取産のせりのポイントは、茎の太さ・根っこの太さで、葉っぱ、茎、根っこはそれぞれ違う味と食感が楽しめます。
シャキシャキとした歯ざわりと、豊かな風味をお楽しみください。
特に根っこの部分は旨味もグッと詰まっています。
宮城県の在来野菜である「せり」の生産量は、全国でもトップクラス!
「仙台せり」は県内生産の約8割が名取市で生産されているブランドです。
せりは煮すぎず、歯応えがあるくらいで食べて下さい。香りの強い具材は、
せりの風味を損ないますのでご注意ください。
-
まずは出汁を煮立てて、鶏肉を入れます。鴨肉を使うと更に美味しくオススメです。 -
せり根を先に堪能しましょう。20秒くらいさっと茹でる感じで、お召し上がりください。 -
葉や茎は、しゃぶしゃぶ感覚でお召し上がりください。シャキシャキ歯ごたえが美味しいですよ! -
最後は豆腐や白菜、ネギや麸などお好みの具材を入れて楽しみましょう。締めにうどんやおじやもおすすめです!